クリスマスローズ ムスカリ、世界最古の埋葬花
クリスマスローズ 2023年3月31日、横浜市港北区で撮影
クリスマスローズはなぜ下を向いて咲くのか?
以前も調べたはずなのにすっかり忘れてしまったので、また調べました。また忘れると思いますが‥‥
下向きに咲く花を好むハナバチ類の訪花を誘引しているらしいです。ハナバチ類は一つの花での採蜜時間が短く、多くの花を訪れて受粉の可能性を増す、ありがたい存在だそうで、そのために花は下を向くように進化したと思われます。
花をよく見たいという人間の欲求で近年の品種改良により花首が短くて上向きの花もふえてきたようですが、上を向かせると雨が当たり、しべが傷みやすくなるそうです。
下向きの花には訳があって下を向いているのに、また上を向かせようなんて、ひどい話ですね。
どうしてこうもムスカリぱかり撮影するのかと思うほど、ムスカリにはまっています。
ヨーロッパでは、青い花は悲しみの象徴とされることが多く、ムスカリも「失望」「失意」「絶望」という暗い花言葉を持っています。可愛いムスカリからは想像できない花言葉ですね。
約6万年前のネアンデルタール人が埋葬されていた遺跡にムスカリの花が供えられていたということから、ムスカリは世界最古の埋葬花だそうです。
悲しみの象徴とされる花ですが、ムスカリには悲しみを癒す願いが込められていたのではないかと考えられているようです。
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