脳梗塞の夫、散髪に行く　カネのなる木

2021/03/04 09:26

3月4日 14℃3℃ くもり時々晴れ

夫が散髪に行きたいと言い出しました。行きつけのお店の名前を思い出せないので、スマホでお店の名前と場所を調べ、開店時間に着くように出かけました。徒歩で15分くらいのところにありました。お店に着くと3人の客が待っていました。
順番を待っている間、お店の口コミをネットで調べてみました。口コミはあまり信用しないのですが、ヒマだったので。
それによると、「店主は70〜80代、確かな経験と技術。客が神様だとは思ってないが、あの態度で接客する店には二度と行かない。」とか、「待っている時も昔懐かしい歌が流れていて待ち時間も楽しみ。」などの口コミがありました。

店内には懐かしい演歌、「別れても好きな人」が流れていて、店主は60代から70代くらい。そのときカットしていた中年のおばさんの注文に対し、そんな髪型はできない、カットには基本があって無視したらヘンテコな頭になってしまう。基本を知らないものから無理な注文を出されても困るという意味のことを言って、叱り飛ばしていました。

おばさんは店主のいうことを聞き入れ、妥協したようでしたが、きつい店主だなと思っていたら、夫の順番のとき、ニコニコして久しぶり、痩せましたねとか言ってたので、安心しました。
その後、病気して言葉が出ないので通訳として奥さんが付き添っているのだと分かるとと店主は私に向かって、「キレイな奥さん、スマートでモデルさんみたい」と言ったので、ええええ、さっきのおばさんに対する態度との差にびっくりしました。
キレイでも、スマートでも、モデルさんみたいでもないのですが、この店主に比べたら、そうなるかなみたいに思いました。店主、ごめんなさい。🙇🙇🙇
この店主は、叱り飛ばすだけでなく、お世辞も言えるのです。（＾＾）

それから夫の散髪をしながら、私が夫の通訳をしていろいろ話をしたのですが、帰るときに、カネのなる木をあげるから持っていけと言って、入り口にある花の咲いている木を切り取り、植木鉢に移して持たせてくれたのです。なんと親切な方でしょう。（＾▽＾）/
「店主は親切で帰り際にカネのなる木までいただきました。」と評価に入れたいほどです。😁

店の前に咲いていたカネのなる木。
ピンクの可愛いお花が咲いていました。