yuibachanのブログ

100歳まで心は乙女を目指すばあさんの日記

「スピノサスモモ」と「アイスマン」



「スピノサスモモ」ってあまり馴染みのない植物ですが、ヨーロッパではよく知られている植物でしょうか。中世のユダヤ教学者が樹液をインクとして使用したり、イギリス人はこの実を使ってスロー・ジンというリキュールを作るそうです。
アルプスで見つかったアイスマン(紀元前3300年頃)の遺体現場からも一果が発見されたといわれます。




「スピノサスモモ」






「スピノサスモモ」ブルーベリーみたいで美味しそうですね。









「アイスマン」に関する番組を、以前、テレビで見たことがあります。
アルプス氷河で1991年にミイラで発見された約5300年前の中年男性だそうで、目の色が茶色、血液型はO型、牛乳が苦手だった可能性が高かったそうです。ドイツの研究チームが細胞核DNAの全遺伝情報(ゲノム)を解読した結果、いろいろなことが分かったようです。


「アイスマン」は新石器時代後期ごろの人間で、40代半ばで左肩に矢を受け、顔を凶器で殴られて死んだそうです。約5300年前の殺人事件。可哀そうです。何があったのか知りたいですね。
写真はイタリア北部ボルツァノの考古学博物館に展示された凍結ミイラ「アイスマン」。





刺激が強いので白黒に加工いたしました↓






「アイスマン」の復元された生前の姿。ミイラから復元するなんて凄い技術です。
40代半ばということですが、もう60代のおじいちゃんに見えます。






アイスマンをめぐる発見は今も後を絶たないそうで、最近、オーストリア国内に遺伝子上の近縁者が19人いるとの報告がなされたそうです。 アイスマンの親戚が現代に生きているってこともビックリです。
入れ墨も良好な状態で残っていて、50片を超える全身に刻まれた入れ墨は、関節痛や腰痛などの傷害や痛みが起こりやすい箇所に集中していて、一部の研究者は鍼治療のツボの目印として入れ墨を入れたのではないかと見ているようです。これが正しければ、これほど早い時代から鍼治療が行われていたこととなり驚きです。









アイスマンの生きた時代にも生えていた、ブルベリーに似たキレイな実のなった木。アイスマンの生きた時代を想像しながら、この日は仕事をしていました🍂🍂







ご訪問いただき、ありがとうございます😊

×

非ログインユーザーとして返信する