ランドセル症候群ってご存じですか?
「ランドセル症候群」とは子どもが自分の身体に合わないランドセルを背負うことで、心身に不調が起きてしまうことで、病名ではなく、ランドセルが重いせいで引き起こされる症状のことです。
具体的には小さな子どもが3kg以上の通学カバンを背負って通学することで、身体的異常や通学への憂鬱な気持ちが生まれてしまうことだそうです。
最近、問題視されている「小学生の荷物が重すぎる問題」。
荷物が重すぎるせいで肩こりや筋肉痛が起きたり、登下校を嫌がる子どもが増えてしまったようです。
主な症状
• 肩こり
• 筋肉痛
• 腰痛
精神的な症状
ランドセルが重すぎて、徒歩での通学を苦痛に感じてしまう、憂鬱に感じてしまう、といった気持ちへの影響もランドセル症候群と言われています。
最近は教科書が増量して小学生の荷物が重くなっているようです。
私たちが小学生だったころ、ランドセルを背負って走ったり、ランドセルを背負ったまま遊具で遊んだりしていましたが、今の小学生は私たちの子供の頃より重い荷物を背負っているので、フットワークよく行動するのは難しそう。
それどころか転んでしまったり、機敏に動けないので交通事故にあう可能性も高くなっているようです。
小学生が持ち歩く荷物の平均重量
1年生 3.6kg
2年生 4.1kg
3年生 4.7kg
4年生 5.0kg
5年生 5.2kg
6年生 5.4kg
(参照:ランドセル工業会)
これにランドセルの重さや水筒の重さもプラスされます。
学習指導要領の改定で授業時に教科書だけでなく資料集を使うようになったり、教科書のページ数も増量しているようです。
1~6年生の教科書総ページ数比較
年度 教科書の総ページ数
平成17年度 4,857ページ
平成23年度 5,916ページ
平成30年度 7,587ページ
令和2年度 8,520ページ
【参照:教科書発行の現状と課題(令和3年度)】
令和2年度の教科書総ページ数は17年前(平成17年度)と比べると35%も増量。
水分補給のための水筒、1リットルの水筒を持っている子も多く、それだけで1kgの重さ。
5kg以上ある荷物を背負って15分歩くのは大人でも大変なのに、子どもたちは大人より小さな体で毎日背負って通学しているのです。何とかしてあげたいですね。
ランドセルの重さを素材別にまとめると…
馬革(コードバン) 約1,200~約1,600g
牛革 約1,100~約1,400g
人工皮革(クラリーノ、コードレ)) 約800~約1,200g
ナイロン製鞄 約700~約900g
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ランドセル🎒を背負った孫はとても可愛いのですが、華奢で小っちゃいのでランドセル症候群がとても心配。💦
ランドセルが重そうなので、ばあちゃんがランドセルだけでも持ってあげたいくらいです。それは出来ないのでランドセルに代る軽いリュック(軽いもので500グラムというのがあります)や、軽いノート(58グラムのノートもあります。普通は120グラムくらい)や軽い水筒などを探したりしています。
軽いリュックに関しては一人だけみんなと違うもので登校するのは嫌だと思うので、友だちやクラスのお母さんたちと話し合って、脱ランドセルの和を広げるべきだと思います。
ランドセルか重くて子どもの体を心配しているお母さんはたくさんいると思います。リュックとランドセルを自由に使い分けられたらベストなのですが…
過保護すぎるばあさんかも知れないけど、宝物みたいな孫だから、出来る限り何でもしてあげたいのです。
最後に、ランドセルは学習院の初等科からはじまって、今では日本の小学生の伝統にもなっているようですが、これって、ずっと続ける必要があるのでしょうか?
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北山田のサクラ
散らないサクラ、北山田駅にある桜時計
地下鉄グリーンライン北山田駅
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