先月の４月３０日、町田営業所に勤務するバス乗務員１名の方に新型コ ロナウイルスの感染が確認されました。
バス乗務員の方にもついに感染者が出てしまいました。
これだけ感染が広がっているのに、バスは大丈夫なんだと思っていましたが、やはり出てしまったのです。保健所の調べによると、このバスの乗客は濃密接触者に該当しないとのことです。

神奈中バスは私もたびたび利用します。
先週、多数の感染者を出した聖マリアンヌ病院の関係者が利用する可能性のあるバスに乗りました。うっかりバスを乗り越してしまい、引き返すため、そのバスに乗るしかなかったのです。

いつも利用している神奈中バスとはちがった緊張した雰囲気がそのバスにはありました。
雨の日なのに、すべての窓が開けられて、雨がふきこんでいました。

運転手さんは窓が開いているので雨が入ってこない場所へ移動してください。窓を閉める場合も他のお客さんと話し合ってから行ってください。トラブルになる場合がございますと、しきりにマイクでお願いしていました。

混んでなかったのでよかったのですが、もし混んでいたら、窓付近の乗客には傘が必要だったと思います。

運転手さんは「新型コロナウイルス感染予防のため」とアナウンスするところを「中国、武漢市で発生した新型コロナウイルス感染予防のため」と「中国、武漢市で発生した」というセリフをアナウンスの頭にいちいちつけるのです。
「中国、武漢市で発生した」はよけいだろう、と思うのですが、本人のポリシーでしょうか。もしくは中国、武漢市に強い恨みでもあったのではないかと。

そんなわけで、「中国、武漢市で発生した」新型コロナウイルス感染予防のため、ピリピリと厳重警戒中の神奈中バスに乗ったときの報告です。