芥川龍之介「河童」僕は生れたくはありません。
芥川龍之介の「河童」で、主人公が迷いこんだ河童の世界でのお話。
お産のとき、父親がお腹の赤ちゃんに尋ねます。「お前はこの世界へ生れて来るかどうか、よく考えた上で返事をしろ。」
「僕は生れたくはありません。第一僕のお父さんの遺伝は精神病だけでも大へんです。その上僕は河童的存在を悪いと信じていますから。」
河童の国では「生まれたくない」と答えれば、産まれなくてすむのです。赤ちゃんに産まれる、産まれないの選択肢のある河童の国がうらやましいです~~
長野県にある、かっぱばし。