宮本浩次 ロックで文学「冬の花」
宮本浩次さんは非常に文学的な素養のある人で、その詩は豊富な読書体験がベースにあり、ミュージシャンとは思えない文学的なエスプリが漂っています。私の中での彼の存在ははミュージシャンというより芸術家。「芸術は爆発だ」といわれた岡本太郎さんより、はるかに爆発しているように感じます。
彼をただのミュージシャンと思って聴くと、彼の本質を取り逃がしてしまうように思います。これまでも刺激的な楽曲を宮本浩次さんは作り続けてきましたが、世の中がやっと彼に追いついてきたのかもしれません。宮本浩次さんのファンは増え続けています。彼の歌は流行歌ではありません。いつ聴いても価値のある楽曲です。彼の曲は文学だから…
私たちは好きな曲を選んで聴きますが、彼の楽曲は聴き手を選ぶように思います。宮本浩次に出合えない人は出合えないのです。それは太宰治が嫌い、三島由紀夫が嫌いと同じこと。しかし、出会えた人は間違いなく幸運です。彼の曲ほど、私たちの背中を押してくれる歌はないからです。
「冬の花」
宮本浩次-冬の花
ご訪問いただき、ありがとうございます😊