ゆいちゃんの「とんぼのめがね」

何事もない平凡な生活を切り取って行きたいと思います。

「字が分からなくなる」ゲシュタルト崩壊

漢字をずっと見続けていると、それがちがう漢字に見えてくることってないですか?
そんな見慣れた文字がだんだん分からなくなる現象を「ゲシュタルト崩壊」というのだそうです。


ゲシュタルトとは、ドイツ語で形や形態、状態を意味する言葉で、ゲシュタルト崩壊は、本を読んでいるときや勉強中など、ふとしたときにも起こるそうです。簡単なひらがなやカタカナが分からなくなることもあるようです。



なぜこうした現象が起こるのか?
文字の“全体”ではなく、“部分”に意識がいってしまう、のが原因のようです。



たとえば「粉」という字についていえば、この漢字をずっと見続けることによって、脳が「粉」という漢字の全体ではなく、「米」「八」「刀」といった部分をバラバラに認識してしまいます。その結果、なんという漢字か分からなくなる、ゲシュタルト崩壊がおこってしまうのです。



「ゲシュタルト崩壊」のことを知らないとき、私は自分をバカだと思っていました。漢字が分からなくなるのですから。誰にでもおこる現象だと知って安心しました。




さらに、このゲシュタルト崩壊は文字だけではなく、図形や人の顔、音などでも起こることがあるのだそうです。



かつて私は東京タワーを目じるしにしてサントリーホールを目指したことがあります。その時、東京タワーを赤い鉄塔かもしれない。東京タワーが分からなくなるという経験をしています。



そのときも「ゲシュタルト崩壊」だったのですね。
いや、そのときは、たんなるバカだったのかも?







東京タワーをじっと見続けたら
赤い鉄塔に見えてくるのは、私だけでしょうか?


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