「べらぼう」井上裕貴 津田健次郎
文芸大河、またはアート大河としての「べらぼう」がクライマックスを迎えていますね。
のちの曲亭馬琴である滝沢瑣吉、のちの葛飾北斎である勝川春朗。とてつもない才能が蔦重の前に姿を見せました。嬉しくてワクワクが止まりません。
のちの馬琴役の津田健二郎さん、親分肌の面白いキャラクターを演じられ、あんぱんの編集長役に続き、好演。これからも「べらぼう」が楽しみです。
津田健二郎さん
それから注目しているが松平定信役の井上裕貴さん。
蔦屋重三郎と対峙するシーンは秀逸の演技でしたね。
井上裕貴さん
「白河の清きに魚住みかねて元の濁りの田沼恋しき」。世に出ている狂歌を突きつけられ、さらに挑発ともいえる発言が続く中、目に怒りを宿しただけの無言の演技で怒りを表現したところが見事。
若い頃の小泉孝太郎さんを美形にしたような顔だちに素晴らしい演技力が備わって楽しみな役者さん。
はたして松平定信が美形だったかどうかは当時の記録が少ないため断定できないらしく、幼名「賢丸(まさまる)」という名前から整った容姿であった可能性も考えられるらしい。
彼の評価は容姿よりも政治家としての厳格さや知性、文才に重きが置かれているようです。
「人は『正しく生きたい』とは思わぬのでございます、『楽しく生きたい』のでございます。」と、痛いところを突かれてしまった定信のハッとしたような表情も良かった。
「尊号一件」による家斉との対立、厳しすぎる改革への反発から定信は失脚してしまうようですが、そのときの感情をどう表して行くのか、これからの演技にも注目したい。
「庶民」が主人公という大河ドラマは初めて。
今回の大河はその庶民からも見下げられた吉原に焦点が当たっていて、とても考えさせられました。
今まで見たことのない大河ドラマ。
大河ドラマは変わって行くのでしょうか?
内容とは全く関係のない「ネコパッチン」でお別れ…
川の流れのように、大河ドラマも面白く変わって行ってほしい…♪♪♪
おしまい