赤い靴の少女 きみちゃん 県庁本庁舎前 レッドダリア
山下公園へ行くと真っ先に行きたいところは赤い靴をはいた少女像。
いつも寂し気に海を見ていますが、何を思っているのでしょう。
お母さんのこと?
赤い靴少女像 (山下公園) 2021年11月25日撮影
有名な『赤い靴』の歌
作詞:野口雨情
作曲:本居長世
1.赤い靴(くつ) はいてた 女の子
異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった
2.横浜の 埠頭(はとば)から 汽船(ふね)に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
3.今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
4.赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢(あ)うたび 考える
赤い靴の女の子ことを調べて見ると、少女の名前は「きみ」ちゃん。実在した少女だったようです。明治35年静岡県に生まれ、母親の名前は「岩崎かよ」未婚の母でした。
私生児だったことから世間の風当たりは厳しく、母かよは、娘とともに開拓団として北海道の函館へ行きます。そして函館で出会った鈴木志郎と留寿都村への入植を決意しますが、当時「きみ」ちゃんは3才。
明治時代の北海道開拓は命がけで、幼い子供を連れて行くことなど考えられません。
当時函館の教会で宣教師をしていたアメリカ人、ヒュエット夫妻の養女としてきみちゃんは託されることになりました。
しかし、ヒュエット夫妻が帰国する時、「きみ」ちゃんは結核に侵されてしまい、彼女は、船旅ができず、麻布十番の鳥居坂教会の孤児院に預けられてしまいます。
その後、「きみ」ちゃんは闘病生活の末、9才で短い生涯を終えてしまったということです。
きみちゃんのお墓は青山霊園のなかにある鳥居坂教会の共同墓地にあります。その墓碑には「佐野きみ」と刻まれているようです。佐野はきみちゃんの実父の姓とのこと。
3歳で母親から引き離されたきみちゃん。うちの孫も3歳。かわいそうでなりません。(:_;)
東京の麻布十番にも、山下公園と同じ『赤い靴の女の子像』があるようです。
そこには『赤い靴の女の子』ではなく「きみちゃんの像」と書かれているそうです。
麻布十番のきみちゃん像
画像はお借りしています。
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山下公園の近くある神奈川県庁本庁舎。
神奈川県庁本庁舎前 2021年11月25日撮影
シュウメイギク
ペンタス
レッドダリア
アンゲロニア属
ホトトギス
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