ゆいちゃんの「とんぼのめがね」

何事もない平凡な生活を切り取って行きたいと思います。

『実りの秋』 太宰で笑え  笑われて笑われて強くなる




ケイトウ、キンモクセが咲く季節になりました。

実りの秋。ザクロの実も色づいていました。夏が終わったとたん夏が待ちどおしいのは、何故でしょう?




ケイトウ




キンモクセイ




ザクロ












シャリンバイ




何の実なのか不明。お分かりの方、教えてください。








「太宰治は暗い」これは国民的常識?
でも太宰作品は明るいユーモアに溢れていると思います。「人間失格」ですら、笑いを取ろうとする工夫がみられます。


暗くネガティブな太宰が「生まれてすみません」というとき、噴きだしてしまいそうになります。
彼はキザです。
「生まれてすみません」も「恥の多い人生を~」も噴きだしてしまうくらいキザ。


太宰作品のどこが好きかというと、そのキザさなのだと思います。内面では悲鳴をあげているくせに...



「燈籠」は大好きな作品です。斜陽、人間失格より好きです。
でだしから、笑いをさそうようなしかけがあります。
万引をしてマスコミにさわがれ、外に出るのもはばかられていやだと悲しむ24歳の女の独白。朝顔の浴衣。


昔、私も朝顔の浴衣を着ていました。
いつから似合わなくなったのか?







デビュー作に『晩年』というタイトルをつけちゃう太宰の素晴らしいセンス。ナルシストで気取っていて、情けないけど好き。








8月に自転車に乗せられて遊びに来た2歳の孫。だるまさん、だるまさん、睨めっこしましょと歌ったとたん、睨めっこする前にすでに笑っている孫。笑って笑って、大きくなる…





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