「ケッくらえ」地下鉄のザジ レーモン・クノー
またまた地下鉄の話です。
レーモン・クノーの「地下鉄のザジ」を読みました。
この作品はルイ・マル監督で映画化されましたね。60年以上前の作品なのに、小説も映画も新鮮で面白いです。
この映画のブルーレイまで出ています。主演のカトリーヌ・ドモンジョ さん、2つの作品にしか出ていないのは残念です。笑顔が抜群に可愛いですね。
生田耕作氏の解説によりますと、抵抗文学の似非(エセ)ヒロイズムと実存主義のお説教調で慢性憂鬱病に落とし入れられていた当時の読書界が「地下鉄のザジ」のドタバタ喜劇調と、女主人公が連発する<ケッくらえ>の名せりふに久方ぶりに腹の皮をよじらされ、つきものが落ちたような爽快感を味わった作品とありました。
この作品の主要な面白さは筋でも登場人物でもなく、言葉。語り口の巧みさ、言葉そのものの面白さにつきるとも氏はいわれています。
解説通りの爽快感が味わえる作品です。同時に50年代パリの記録にもなっていて、昔のパリを観光した気分にさせてもらえる楽しい作品でもあります。
現在のパリの地下鉄メトロの写真を見ると素晴らしくカッコイイです。しかし、パリの地下鉄にはスリ集団がいるから気をつけろといわれます。
スリ集団?
痴漢も嫌ですが、スリはもっと嫌ですね。
地下鉄のザジ
映画「地下鉄のザジ」
地下鉄のザジ、予告編
Immortal Movie Trailer 『地下鉄のザジ( Zazie dans le métro) 』 予告編 Trailer 1960.
パリの地下鉄メトロ
画像はお借りしました。
パリの地下鉄メトロ 日本の地下鉄と違って安全のための柵がないのですね。(◎_◎;)
画像はお借りしました。
横浜市営地下鉄グリーンラインホーム、高田駅。柵があって安全です。
地下鉄北山田駅前のプランター。ウメ、アマリリス スイセンなどが咲きます。
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今日も皆様にとってステキな良い一日でありますように~💕