ネチョネチョネッチョネ「注文の多い料理店」洗濯ブラザーズ シャリンバイ バラ
10月15日 26℃17℃ 晴れ
「オノマトペの達人」といえば宮沢賢治。
「さらさら」「キラキラ」など音を表現するオノマトペですが、賢治の物語には地元の岩手弁やエスペラント語をもとに作ったといわれるオリジナルのオノマトペもみられ、作品を豊かで魅力的なものにしています。
宮沢賢治「注文の多い料理店」
二人の若い紳士が、すつかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴか/\する鉄砲をかついで、白熊(しろくま)のやうな犬を二疋(ひき)つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさ/\したとこを、こんなことを云(い)ひながら、あるいてをりました。
「ぜんたい、こゝらの山は怪(け)しからんね。鳥も獣も一疋も居やがらん。なんでも構はないから、早くタンタアーンと、やつて見たいもんだなあ。」
上は「注文の多い料理店」の冒頭の文章ですが、物語のはじめからオノマトペと東北弁が効いていて面白いです。
「ぜんたい、こゝらの山は怪(け)しからんね」
といっている紳士たちは金儲けのことしか頭にありません。
道に迷ってしまい、連れていた2匹の犬が死んでしまった時も犬の死を悲しむのではなく「二千四百円の損害」「自分は二千八百円の損害」などと金銭的な損失ばかり嘆いているのです。
運よく見つけたレストランで、この紳士たちがどうなるのか、忘れた方はもう一度読んで見てみてください。10分もかからないと思います。
賢治のオノマトペは英訳すると、こうなっちゃうのですね。
【絵本読み聞かせ英語朗読:字幕付き】注文の多い料理店/The Restaurant of Many Orders【Japanese Fairy Tales in English】
「注文の多い料理店」の全文は青空文庫で楽しめます。👇
ネチョネチョネッチョネ ネチョウネチョネッチョネ
👆これは子ども時代の野菜党さんが泥遊びしたときの音。仲間の誰かがそういい始めたそうです。😍
オノマトペの傑作ですね。
ネチョネチョネッチョネはこんな感じだったそう。👇
小学校の低学年のころ、米屋のせがれとガラス屋のせがれとで水たまりに靴を入れてごにょごにょとかき回し、顔を出来るだけ泥からそらし、足先をねちょねちょし始める。
その内、泥が飛び始め、ネチョネチョは最高潮に達し、その頃には後ろにそらした顔にも泥が掛かり始める。(野菜父さんのコメントより。すみません勝手に編集してお借りしました。🙇)
このネチョネチョネッチョネ。この音だけで野菜党さんの少年時代に飛んで行けそうでステキだと思いました。✨✨
ごにょごにょ、ねちょねちょ。オノマトペの達人がここにもいますね。😁
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ネチョネチョネッチョネの野菜党さん、今はクリーニング屋さん。
その野菜党さんがお知り合いでもある「洗濯ブラザーズ」さんのことを紹介されていたブログを読み、「洗濯ブラザーズ」さんの本を購入してみました。これが、すごい本でした。
洗剤をたくさん入れると汚れが落ちると考えてしまいますが、それは間違い。
洗剤を入れ過ぎると逆に汚れが落ちず、臭いのもとになってしまうとか。
洗剤は容量を守ることが大切とありました。正しい洗濯の方法が、分かって洗濯が楽しくなりました。
アフリカで洗濯する男性たち
ナポリ 干した洗濯物が凄いことに... これ、どうやって干すのでしょう?
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シャリンバイに綺麗な実がついていました。
4月に花を咲かせていた頃のシャリンバイ
バラ
バラをこよなく愛したといわれるクレオパトラ。
ローマの猛将カエサルをもてなす宴では、全員にバラのリースを冠して豊かな香りであたりを満たしたといわれます。アントニウスを迎えたときは、宮殿全体をバラで飾り、廊下にはバラの花びらを20cmほど敷きつめたそうです。
クレオパトラが絶世の美女だったか、本当のところは分かりませんが、自らを魅力的に見せるためバラの香りを武器として使用する知性の高い女性であったようです。
ギリシャの女流詩人Sapphoがバラは「花の女王」であると讃えてから2千年以上も経っています。今でも「花の女王」と呼ばれ続けているバラはすごいと思います。
最後まで、読んで下さり、ありがとうございます。🙇